キャバ嬢を辞める時のお客さん対応マニュアル!卒業の時の注意点についても

キャバクラで働く女性が仕事を辞めるとき、一番悩むのがお客さんへの伝え方ではないでしょうか?

長い間通ってくれた常連さんや、特に仲の良かったお客さんには、どのように伝えれば傷つけずに卒業できるのか…。

今回は、キャバ嬢を辞める時のお客さんへの伝え方や注意点について、具体的にご紹介します。キレイに仕事を終えるための参考にしてみてください。

キャバ嬢を辞める時の理由

紫のドレスを脱ごうとしている女性の後ろ姿

キャバ嬢の卒業理由はさまざまですが、大きく分けると「他の夜職への移動」「完全な卒業」「他店への移籍」の3パターンがあります。

それぞれの状況に合わせた対応が必要になるので、覚えておいてくださいね!

他の夜職へうつる

キャバクラから他の夜職へ移る女性は少なくありません。ガールズバー、高級クラブ、ラウンジなど、さまざまな選択肢があります。

多くの場合、収入アップを目指すためにステップアップとして夜職を変える方が多いようです。キャバクラでのノウハウを活かして、より高収入が期待できる業種に挑戦するというわけ!

また、体力的な問題から夜職の中でも比較的負担の少ない仕事に移る場合もあります。特に年齢を重ねてくると、毎晩お酒を飲む生活が厳しくなることも。

そんなときは、比較的カジュアルに働けるスナックやソフトドリンクも多いコンカフェなど体への負担が少ない夜職に移ることで、夜の世界での経験を活かしながら働き続けることができるんです。

どの理由であっても、新しい環境で頑張りたいという前向きな気持ちがあることが多いですね!

キャバ嬢を完全に卒業する

夜の世界を完全に卒業する理由としては、結婚や妊娠といったライフイベントが最も多いです。パートナーとの関係を優先したり、新しい家族との生活をスタートさせたりするために、夜職を離れる決断をする方は少なくないんです。

また、昼職への転職を理由に卒業する場合も多いです。キャバクラでの経験を経て、自分の将来について考え直し、別のキャリアを歩み始めたいと思うこともあるはず。特に20代のうちは、さまざまな可能性にチャレンジできる時期なんです!

中には体調不良や家庭の事情など、やむを得ない理由で仕事を辞める場合もあります。いずれにしても、完全に卒業する場合は、お客さんとの関係もきれいに整理することが大切ですよ。

他のキャバクラにうつる時は「移籍」

同じキャバクラでも、別のお店に移る場合を「移籍」と呼びます。移籍の理由も人それぞれですが、より条件の良いお店を求めてという場合が多いでしょう。

給料システムや待遇面での不満、店内の人間関係のトラブル、あるいは単純に新しい環境で働きたいという理由もあります。また、友達や知り合いが働いているお店に誘われて移籍するケースも少なくありません。

移籍の場合は特に注意が必要です。元のお店のお客さんを新しいお店に連れていくことは「引き抜き」とみなされ、トラブルになることもあります。また、お客さんに移籍先を伝えるかどうかは、お店のルールに従うことが大切です。

移籍の場合でも、一度キャバ嬢としては辞めることになるので、きちんとした挨拶や対応が必要です。

キャバ嬢を辞める時にお客さんへ伝える方法

ピンクの背景から飛び出すメガホンをもった女性の手

キャバ嬢を辞める際、お客さんへの伝え方は関係性によって変わってきます。

頻繁に会うお客さんとたまにしか会わないお客さんでは、適切な伝え方が異なるため、状況に応じた対応を心がけましょう!

よく会うお客さんなら直接

常連さんや特に仲の良いお客さんには、直接会って伝えるのがベストです。顔を合わせて話すことで、これまでの感謝の気持ちを伝えることができますし、お客さんの反応も直接確認できますよ。

伝え方としては、「実は今月いっぱいでお店を辞めることになりました」というように、まずは事実を率直に伝えましょう。そして「いつも指名してくれて本当にありがとうございました」など、感謝の言葉を添えることが大切。

タイミングとしては、卒業の1か月前くらいから少しずつ伝えていくのがおすすめです。突然の報告だとお客さんも困惑してしまいますし、最後にもう一度会いたいと思ってもらえるよう、余裕を持って伝えましょう。

直接伝えることで、お客さんもあなたの新しい道を応援してくれる可能性が高まります。感謝と敬意を込めた丁寧な対応を心がけてくださいね。

たまにしか会わないならLINEや電話

頻繁には会わないお客さんには、LINEや電話で伝えるのがおすすめ。特に卒業までの期間が短い場合は、直接会う機会がないかもしれないので、連絡ツールを活用しましょう。

LINEの場合は、「いつもありがとうございます。実は大切なお知らせがあります」と前置きしてから、辞める旨を伝えるとよいでしょう。電話の場合も同様に、まずは時間があるか確認してから話を切り出すのがマナーです。

メッセージの内容としては、辞める時期や理由(詳しく話す必要はありません)、そして感謝の言葉を盛り込みましょう。可能であれば「最後にもし時間があれば会いたいです」と伝えておくと、お客さんも最後の挨拶ができて良いかもしれません。

ただし、あまり親しくないお客さんには連絡する必要はないでしょう。店側から「〇〇は辞めました」と伝えてもらうことで十分な場合もありますよ。

キャバ嬢を辞める時のお客さん対応マニュアル

ピンクの背景に立つ黄色い本を持った女性

キャバ嬢を辞める時のお客さん対応には、いくつかのステップがあります。

事前の準備から最後の挨拶まで、順を追って丁寧に進めることで、お客さんにも気持ちよく送り出してもらえるはずです。

STEP1:キャバ嬢を辞める時が決まったら話す

卒業を決めたら、まずは店長や黒服(ボーイ)に相談しましょう。お店によってはルールがあり、辞める日の発表時期や伝え方について指示がある場合があります。お店のルールを守ることが、スムーズな卒業への第一歩です。

お店の了承を得たら、常連のお客さんから順に伝えていきます。辞める理由については、あまり詳しく話す必要はありません。「新しい道に進むことになりました」「環境を変えることにしました」程度の説明で十分です。

この時点で、お客さんから「最後に会いたい」という申し出があれば、スケジュールを調整しておきましょう。最終出勤日が近づくと予約が埋まりやすくなるため、早めの調整が大切ですよ。

また、お店によっては「卒業イベント」を開催してくれる場合もあります。そのような場合は、お客さんに案内を出すのも良いですね。

STEP2:キャバ嬢を卒業する日までに会えないか打診する

特に仲の良かったお客さんには、最後に一度会う機会を作ることがおすすめ。「最後にぜひ会いたいです」と伝え、スケジュールを合わせられるか確認しましょう。

連絡を取ってもなかなか返信がない場合は、あまりしつこく連絡するのは避けましょう。「もし時間があれば最後に会えると嬉しいです」程度の軽い気持ちで伝えるのがポイント!

また、最終出勤日が決まっている場合は、早めにお客さんに知らせておくと良いでしょう。「〇月〇日が最後の出勤です」と具体的に伝えることで、お客さんも予定を調整しやすくなりますよ。

複数のお客さんと最後に会いたい場合は、カレンダーなどでスケジュール管理をして、できるだけ多くのお客さんと会えるよう工夫してくださいね。

STEP3:お世話になったお客さんには贈り物をする

特にお世話になったお客さんには、感謝の気持ちを込めて小さな贈り物を用意すると喜ばれるでしょう。高価なものである必要はなく、心のこもった手紙やメッセージカードでも十分。

例えば、一緒に撮った写真を入れた小さなフォトフレームや、お客さんの好みに合わせた小物など、思い出に残るものが良いでしょう。手作りのお菓子や手紙も、心のこもった贈り物として喜ばれますよ!

贈り物を渡す際は、「いつもありがとうございました」「とても良い思い出になりました」など、感謝の言葉を添えましょう。長く付き合ってくれたお客さんほど、あなたの卒業を寂しく思うものです。その気持ちに応えるためにも、最後は丁寧な挨拶をすることが大切です。

ただし、あまりに高価な贈り物は相手に負担をかけることもあるので、程々の気持ちで準備するのがベストです。

お客さんに対してキャバ嬢を辞める時に注意する事

黄色の背景にある黄色いビックリマーク

キャバ嬢を辞める際には、いくつか注意すべき点があります。特に将来のことや個人情報の管理については慎重に対応しましょう。

これらのポイントを押さえておくことで、トラブルなく卒業することができますよ。

これからの事は詳しく話さない

キャバ嬢を辞めた後の予定について、お客さんに詳しく話すのは避けましょう。プライバシーを守ることは、自分自身を守ることにもつながります。

特に昼職に転職する場合、勤務先の詳細を伝えるのはリスクがあります。「一般企業で働くことになりました」程度の説明にとどめておくのが無難です。勤務地や会社名まで伝えると、中にはお店に来る代わりに新しい職場を訪ねてくる熱心なお客さんもいるかもしれません。

また、結婚や恋愛が理由で辞める場合も、あまり詳しく話さない方が良いでしょう。嫉妬心から思わぬトラブルに発展するケースもあります。「新しい生活をスタートすることになりました」程度の説明で十分です。

基本的に、辞めた後のプライベートな情報は最小限に抑え、必要以上に詳しく話さないことが身を守る秘訣です。

お店用のSNSアカウントは消す

キャバ嬢として使用していたSNSアカウントは、卒業するタイミングで削除または非公開にするのがおすすめ。特にお店の公式アカウントや、キャバ嬢として運用していたアカウントは、辞めた後も残しておくとトラブルの元になることもあるんです。

例えば、インスタグラムやXなどで、お店の宣伝や自分の出勤情報を発信していた場合、それらの投稿はすべて削除するか、アカウント自体を閉鎖しましょう。お客さんとのやり取りに使っていたアカウントも同様です。

ただし、突然アカウントを消してしまうと、お客さんが不安に思うこともあります。卒業前に「SNSも辞めると同時に閉鎖します」と一言伝えておくとスムーズ。

新しい生活を始めるにあたって、過去のキャバ嬢としての痕跡を残しておくのは様々なリスクがあります。きれいに整理して、新しいスタートを切ってくださいね。

引退後の連絡は基本的に断る

キャバ嬢を辞めた後も、中には連絡を取り続けたいというお客さんがいるかもしれません。しかし、基本的には引退後の連絡は丁寧に断ることがベスト。

キャバクラでの関係は「仕事上の関係」であり、プライベートでの付き合いとは異なります。辞めた後も連絡を取り続けると、お互いの関係性が曖昧になり、トラブルに発展する可能性もあるんです。

断り方としては、「新しい生活に集中したいので、連絡先の交換は控えさせてください」「お世話になりましたが、新しいスタートを切りたいので」など、丁寧に断りましょう。あくまでもビジネスの関係だったことを忘れないようにしましょう。

もちろん、長年の付き合いで本当に信頼できるお客さんであれば例外もありますが、その場合でも慎重に判断することが大切ですよ。

卒業後の再会の約束は控える

キャバ嬢を辞める際、「また会いましょう」「飲みに行きましょう」といった卒業後の再会の約束は、できるだけ避けた方が無難

その場の雰囲気で軽い気持ちで約束をしても、後でお客さんが本気で期待していると困ることがあるんです。特に、完全に夜の世界を卒業する場合は、クリーンな形で関係を終えることが大切ですよ。

どうしても断りづらい場合は、「今は予定が立てられないので、また機会があればお会いしましょう」くらいの軽い返事にとどめておくと良いでしょう。具体的な日時や場所を約束するのは避けるべきです。

関係をきれいに終わらせることで、お互いに良い思い出として残せるでしょう。将来のトラブルを防ぐためにも、卒業は卒業としてきちんと区切りをつけることが大切です。

キャバ嬢を辞める時にお客さんの連絡先は残すべき?

携帯を持っている女性の手

キャバ嬢を辞める時に悩むポイントの一つが、お客さんの連絡先を残すかどうかという問題です。基本的には、完全に卒業するなら連絡先は残さないのが無難です。

キャバクラでの関係は仕事上の関係であり、辞めた後も連絡を取り続けることは様々なトラブルの原因になります。例えば、元お客さんがプライベートな関係を期待するようになったり、無理な誘いを受けたりするケースも少なくないんです。

また、新しい環境でスタートを切るためにも、過去の関係は整理しておくのが良いです。特に結婚や恋愛が理由で辞める場合は、元お客さんとの連絡はパートナーとの関係にも影響する可能性も。

キャバ嬢を辞める時にお客さんの連絡先を残すパターンもある

ベージュの背景にグッドサインをしながら立つ赤いドレスの女性

一方で、状況によってはお客さんの連絡先を残すメリットがある場合もあります。

以下のような場合は、選択的に連絡先を残すことを検討しても良いですね。

キャバ嬢復帰の可能性がある場合

将来的にキャバ嬢に復帰する可能性があるなら、良質なお客さんの連絡先は資産になります。特に収入が良かった常連さんとのつながりは、復帰した際に大きな助けになる事も!

例えば、一時的に昼職に転職するけれど、将来的には戻ってくる可能性があるという場合です。または、出産や結婚などでいったん休業するけれど、状況が変わったら復帰することもあるかもしれません。

その場合は、辞める際に「また戻ってくるかもしれないので、その時はよろしくお願いします」と伝えておくと良いでしょう。ただし、実際に復帰するかどうかは未定であっても、その可能性があるならば正直に伝えるべき。

連絡先を残す場合は、定期的に近況報告をするなど、関係を維持する努力も必要になりますよ。

他の夜職に就く場合

キャバクラから他の夜職に移る場合は、良質なお客さんの連絡先を残しておくメリットがあります。ただし、この場合はお店の規則やルールに十分注意する必要があります。

例えば、クラブやラウンジなど、キャバクラとは異なるジャンルに移る場合は、元のお客さんに新しい職場を紹介できる可能性があります。特に、あなたの接客や性格に惹かれていたお客さんは、業種が変わっても通ってくれる可能性があります。

ただし、引き抜き行為とみなされると、元のお店とトラブルになることも。そのため、移籍先のお店のルールや元のお店との契約内容をしっかり確認し、問題がない範囲で行動することが大切ですよ。

お客さんに新しい職場を知らせる際も、あまりにも露骨な勧誘は避け、「もしよかったら」程度の軽い誘い方にとどめましょう。

今後の自分にメリットがある場合

キャバ嬢を辞めた後も、今後の人生でメリットがあると判断できるお客さんの連絡先は残しておくという選択肢もあります。

例えば、将来的に起業を考えている場合、様々な業界の人脈は大きな財産になります。また、転職活動をする際に力になってくれそうなお客さんもいるかもしれません!

特に、あなたの将来のキャリアや目標にポジティブな影響を与えてくれそうなお客さんとは、キャバ嬢という関係を超えて、人対人のつながりとして関係を続けることも選択肢の一つです。

ただし、こうした場合でも、相手もそのつながりを望んでいるかどうかを見極めることが大切です。また、プライベートとビジネスの境界線をしっかり引いておくことも忘れないようにしましょうね。

まとめ:キャバ嬢を辞める時はお客さんへの対応も重要!キレイな卒業を飾ろう

キラキラした背景に立って投げキスをするドレスの女性2人

キャバ嬢を辞める際は、お客さんへの対応も非常に重要です。感謝の気持ちを伝え、丁寧に別れを告げることで、良い思い出として関係を終わらせることができます。

特に常連さんや仲の良かったお客さんには、直接会って感謝の気持ちを伝えましょう。最後の挨拶や小さな贈り物で、これまでの感謝を形にするのもおすすめです!

一方で、将来のことやプライベートな情報はあまり詳しく話さないこと、SNSアカウントの管理、連絡先を残すかどうかの判断など、注意すべきポイントもあります。自分の状況や今後の計画に合わせて考える事が大切。

キャバ嬢としての経験は、あなたの人生の一部です。その時間を大切にしながらも、新しいスタートを切るためにきれいな卒業を飾ることが大切なんですよ。

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